MA未確認生物を代表する「ネス湖のネッシー」
世界はもとより日本でも知名度の高いUMAです。昔はテレビや雑誌などでもよく取り上げられてましたね。
ネス湖周辺の道路が整備され始めた1930年代から頻繁に目撃されるようになり、写真や映像でネッシーらしき物体が記録されてきました。イギリスで最大の淡水湖「ネス湖」の大きさは、長さ35km・幅2km・水深230m、細長く面積的に言えば日本の琵琶湖の10分の1以下です。
ネッシーのもっとも古い記録は、アダムナンと言う人の伝記に書かれていた565年でしょうか。かれこれ500年以上も昔から現地の人たちは、ネス湖には何かしら怪物がいるんじゃないかと思っていたようです。事実、ネス湖付近の住民達の間では、湖の中で泳いでいると巨大な生物に食い殺されるとの言い伝えもあるとか。
過去には研究者やテレビ局がネス湖の調査をして、ネッシーのヒレらしき物を捕らえたり、なにか大きな影を捉えたり、地底にネッシーが隠れれるぐらいの大きな穴を見つけたりしていました。
年代別に撮影されたネッシーの写真を紹介
1933年
1933年3月に撮影され、一番最初のネッシー写真と言われている物。撮影者はネス湖の近くでホテルを経営していた「ドナルディナ・マッケイ夫妻」で、開通したての道路を歩いているときに湖に蠢く黒い物体を発見しその時、たまたま持っていたカメラで撮影したとのこと。
しかし、ドナルディナ・マッケイ夫妻はなぜか写真を撮影したことを隠していて、60年後の1993年にこの写真を初公開しました。
1933年
1933年11月に会社員のヒュー・グレイ氏が撮影。
巷で噂になっているネッシー騒動に駆られ、ワクワクしながらカメラを持ってネス湖の畔を歩いているときに偶然撮影。グレイ氏曰く丸みを帯びた背中で全身は約12mほどあったとのこと。
一枚目の写真が世に出るまではグレイ氏が撮影したものが一番最初に撮影されたものとされてました。
1934年
1934年4月1日、外科医ロバート・ケネス・ウィルソンが撮影。通称「外科医の写真」
当時この鮮明にネッシーが写った写真が公表され「偽者だ」「いや本物だ」と論争が巻き起こったそうです。
しかし、1994年にヘビの模型と潜水艦の玩具を使った偽の写真だったことが関係者からの告白で判明。
4月1日にエイプリルフールネタで撮影したものだったようですが、思いのほか回りが盛り上がってしまったため嘘だと言い出せなくなったようです。
1955年
1955年7月、アーカート城跡近くにてフランク・A・マグナブ氏がネッシーの背中と思しき物を撮影。城と比較してもかなり大きいことがわかります。
1960年
1960年5月、博物学者のピーター・オコンナー氏が至近距離から撮影した写真。
1972年
1972年、ロバート・ラインズ博士率いるボストン科学アカデミー調査団が、水中カメラで撮影したネッシーのヒレと思わしき写真。
1975年
1975年、調査を再開したロバート・ラインズ博士がまたもや水中カメラにてネッシーらしき巨大生物を撮影。プレシオサウルスを思わせる全体像と、顔面が映し出されている。
1977年
1977年5月、ネッシーを撮影しようとネス湖の畔でテント泊をしていた、アンソニー・シールズ氏が撮影。カラーで鮮明に写っていますね。
2005年
ネス湖の湖畔にて食いちぎられた鹿の死骸から発見された、ネッシーの牙と思わしきもの。ネッシーは陸上でも餌を探しているんでしょうか。
2009年
2009年、グーグルアース(Google Earth)57°12'52.13"N,4°34'14.16"Wにて撮影されたネッシーらしき生物。
2010年
2010年、造園設計家のリチャード・プレストン氏が撮影。ネス湖の畔で仕事をしていた彼は湖に浮かぶ巨大な物体を発見し、間違いなくネッシーだと思いカメラのシャッターを。しばらくすると水中に沈んでいったようです。
2012年
2012年、ネス湖にて26年間ネッシーツアー船の運転手をしているジョージ・エドワード氏が撮影。ネッシー研究家や専門家に写真を調べてもらったところ、何かしらの生物なには間違いないとのこと。
ネッシーとは何者なのか?
はたして、ネッシーとは一体何者なのか?
いろいろな説がありますが、一般的には古代に生息していた首長竜プレシオサウルスの生き残りではないかといわれています。他にも巨大なウナギや、新種の爬虫類・哺乳類ではないかと言われています。実際に資料や写真、映像を見てどう思うかは人によって意見が分かれると思いますし、100%の決定的な証拠は見つかっていないので答えを決めることもできません。