ベーリング海、北極海などの冷たい海に生息する巨大なカレイ「オヒョウ(Halibut)」、水深400m~2000m付近の大陸棚に生息し、北海道でも稀に捕獲されます。
通常1~2mですが過去に捕獲されたもので最大4mを超え、重さは300kgにもなった固体がいたとか。また、その大きさと筋肉量が多いため力がものすごく、釣り上げた巨大オヒョウの尾が釣り人に直撃し死亡した例もあります。そのため、大きなオヒョウは船に揚げる前には棍棒やライフルで息の根を止める事が必要なようです。
成長は遅く1年で10cmほどしか大きくなりません。しかし、寿命は長く30~40年ほど生きるため、これほどまでに巨大化するようです。
小ぶりのものはカナダやアイスランドなどでは比較的釣りやすく大量に捕獲されています。そのため日本でも輸入されていて、白身のフライとして売っているものや、回転寿司のえんがわの代用魚、白身の刺身など、実は知らないうちに食べているかも知れない馴染みの深い魚でもあります。
オヒョウの写真と動画
大きさ2.5m、219kgの巨体。
大きさ2.5m、重さ197kの巨体。
monster halibut 256 cm 215 kg world record 2017
Holy halibut! 425lbs!
データ
呼び名 : 「オヒョウ」「大鮃」「Halibut」
分類 : カレイ目カレイ科オヒョウ属
生息地 : 大西洋、オホーツク海、ベーリング海、北極海などの冷たい海