南米ブラジル北部とギアナ周辺に生息している巨大昆虫「タイタンオオウスバカミキリ(Titanus giganteus)」。
世界中に2万種いると言われているカミキリムシ科の中で、もっとも巨大になるこのカミキリ、最大で体長20cmにもなり昆虫標本マニア垂涎の的になっています。
成虫になると寿命は短く1週間ほどで死んでしまい、餌を食べるのは幼虫の時だけで成虫になると何も食べなくなります。また、一説によると終齢幼虫で25cmにもなり、成虫になるには何年もかかるのではと言われています。
しかし、生息数が少なく生態も不明な部分が多いため、詳しいことはよくわかっていのが現状のようです。
タイタンオオウスバカミキリの生息数が少ない原因として、熱帯雨林が伐採され環境が破壊され数が減ってしまった。以前は現地民が、カミキリムシやカブトムシの幼虫を食用にしていたため、大量に乱獲された。標本価値が高く高額な値段で取引されるため乱獲された。などが考えられています。
現在、絶滅を心配されているタイタンオオウスバカミキリは保護活動を叫ばれていますが、現地住民の理解を得るのが難しいようです。
タイタンオオウスバカミキリの写真と動画
タイタンオオウスバカミキリにうっとりするコレクターでしょうか。
虫が苦手な人は発狂しそうですね。
噛む力はきっとすごいはず。
顔の横幅より大きいです。
同じ昆虫のテントウムシとの比較でしょうか。
Titan Beetle (Don't want that bug in my soup!)
こちらは明かりを使った灯火採取の様子。
The Titan Beetle
データ
呼び名 : 「タイタンオオウスバカミキリ」「オバケオオウスバカミキリ」「タイタン・ビートル」「Titan beetle」「Titanus giganteus」
分類 : 昆虫綱、鞘翅目カミキリムシ科
生息地 : 南米ブラジル北部、ギアナ周辺