イエティはヒマラヤ山脈に生息しているとされている世界的に有名な巨大類人猿のUMAです。
過去のイエティ目撃情報を合わせると、身長2M~3m、顔以外の全身は毛で覆われ、直立2足歩行で移動すると共通の特徴が伝えられています。ただ、毛の色については茶色、白、灰色と意見が分かれています。
イエティの目撃情報は100年以上前からありましたが、一躍有名になったのは1951年、登山家のエリック・シプトン氏が撮影した雪に残った謎の巨大足跡の写真が発端で、その後本格的なイエティ探しが始まったのです。
近年ロシアでも目撃情報が報告されロシアンイエティと騒がれていました。
世界中でイエティ論争を巻き起こした2枚の写真。1951年、登山家エリック・シプトン氏が撮影した大きさ45cmの足跡写真と、1986年、ヒマラヤで旅をしていたアンソニー・B・ウールドリッチ氏が世界で始めてイエティの全身像と思わしきものを撮影した写真。
チベットの寺院に、イエティの頭皮と腕の骨と言い伝えられ、祭られているもの。
イエティが生息する確率95%?
2011年、ロシアの西シベリアにて7カ国の専門家が集まり、イエティ国際会議と大規模捜索が行われその結果「イエティが生息する確立95%」と導き出されました。
目撃情報が多いロシアのケメロボ州にあるアザス洞窟周辺を調査し、発見された足跡や体毛などの証拠を調べた結果このような高い数値になったようです。
洞窟で発見されたイエティの体毛。
洞窟の地面に残されていた足跡。
洞窟の地面に残されていた手のひらの跡。
イエティはヒグマなどの野生動物の見間違い?
一説には大昔生息していた大型類人猿ギガントピテクスではなかとも言われていますが、今まで見つかってきたイエティが残したと思われる証拠は、その殆どがヒグマなどの野生生物の物ではないかとの説も根強くあります。
ヒマラヤ付近の住民にヒグマの写真を見せたところ、少なからずヒグマのことをイエティだと思っていた人もいて、イエティの毛皮と言われていたものも調べてみたところヒグマだったとの説もあります。
ただ、ロシアの洞窟で見つかったロシアンイエティの体毛は鑑定した結果、未知の哺乳類であることが判明したそうです。今後はさらに研究や調査が進められてなにか新しい発見があるかもしれませんね。
1998年、世界中を震撼させたイエティの映像(通称 Snow Walker Film)。ただし、後にアメリカのテレビ局が作った偽者だったことが判明。